331234のブログ

人生の残りも少なくなってきました

いろはにほへと

いろはにほへとちりぬるを 色は匂えど散りぬるを
わかよたれそつねならむ  我が世誰ぞ常ならん
うゐのおくやまけふこえて 有為の奥山今日超えて
  現役時代いろいろあったが全て雲散してしまった
  たくさんいた伯父伯母いとこも数える程になった
  これから何かしようとする気力もなくなってしまっている


あさきゆめみしゑひもせす 浅き夢見じ酔いもせず
  酔生夢死の凡人 淡い夢は止まらない 覚者ではないし


いろはにほへと ちりぬるをわか よたれそつねな らむうゐのおく やまけふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす と七文字区切りにすると、末尾にくる文字をつなげると「とかなくてしす(咎なくて死す)」になります。 イエスキリストのこと?

旅人のように生きる

ブッダの教え
{果てしない広野を、独り歩いていく旅人があった。
点々と散らばっている多くの人間の白骨を見つけた。異様なうなり声と足音が聞こえてきた。見るからに獰猛な大虎が、こちら目掛けて、まっしぐらに突進して来ていた。旅人は、瞬時に白骨の散らばっている意味を知った。
驚き恐れた旅人は無我夢中で、今来た道を全速力で虎から逃げた。


しかし、道は断崖絶壁で行き詰まっていたのだ。
幸いにも断崖に生えていた木の元から1本の藤蔓が垂れ下がっているのを発見した。
旅人は、その藤蔓を伝って絶壁から下りた。
せっかくの獲物を逃した猛虎は断崖に立ち、ほえ続けている。


足下を見た時である。
底の知れない深海の怒濤が絶えず絶壁を洗っているではないか。
波間から3匹の大きな龍が、真っ赤な口を開け、自分の落ちるのを待ち受けているのを見た。旅人は、あまりの恐ろしさに、再び藤蔓を握り締め身震いした。


藤蔓の元に、白と黒のネズミが現れ、藤蔓を交互にかじりながら回っているのを見つけた。
やがて確実に白か黒のネズミに、藤蔓は噛み切られることは必至である。



しかし絶望は長く続かなかった、この藤蔓の元に巣を作っていたミツバチが、甘い5つの蜜の滴りを彼の口に落としたからである。旅人は、たちまち現実の恐怖を忘れて、陶然とハチミツに心を奪われてしまった。}


白と黒のネズミは歳月のこと。凡人は酔生夢死にいきている。「明日死ぬかもしれないと思って毎日生きよ」と言っている人もいるけど、そんなことすると凡人はノイローゼになるかうつ病になってしまいそうだ。


誰の言葉か忘れたが『旅人のように生きなさい』が心に残っている。
出発時間がきたら待合室の人々に『お先に失礼します』と挨拶して旅立つのがよい

残秋

もうすぐ70歳になります。
散る桜残る桜も散る桜 良寛

かって特攻隊の若者から愛された句と言われています。若くして病死した友人、引きこもりになって死んだ幼なじみ、生き残って散るのを待つさくらになってしまった


やがて死ぬけしきは見えず蝉の声 芭蕉

昔は地中に7年いて成虫と成って一週間を命の限り鳴いて死ぬと思われていました。そう思いながら蝉の声を聞きましょう


浜までは海女も蓑着る時雨かな 滝瓢水

与えられた命大切にしましょう


お迎えが来るまで徒然なるままに書いて見ます