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人生の残りも少なくなってきました

幸福なシーシュポス

残秋

シーシュポスは死後 重い岩を丘の頂上まで転がし続ける続けるという罰を受けた。しかし頂上に達する直前に岩は必ず転がり落ち最初からやり直さなくてはいけなくなる。この作業が永遠に続く。これがギリシャ神話の神の罰「シーシュポスの地獄」。フランスの哲学者・作家のカミュは「シーシュポスの神話」の中で無意味で不毛な不条理な状況でも運命を受け入れ状況の中に自分なりの意味を見出したり、行為を情熱的に行い瞬間の経験自体に価値を見出す事ができると書いた。


自分の業績が不毛に終わってしまうのは古代ギリシャ人には地獄だったのだろうが、諸行無常の仏教徒には当たり前のことに思える。何をしてもやり続ければばそのうち成果が出るだろう、だが健康寿命を過ぎた老人に明日の保証はない。脳出血を起こしてそのまま意識不明が続いている同僚もいる。
小林一茶が大病をして生死の境をさまよい奇跡的に回復して新年を迎えたときの俳句
「今年から丸儲けぞよ 娑婆遊び」
朝目がさめたとき手足が動いて意識がはっきりしていれば、今日も一日丸儲け